エア・ウォーターは、コークス炉ガスの精製事業と副産品の販売事業を新日鉄住金と新日鉄住金化学に約150億円で譲渡することを決議した。エア・ウォーターは2002年、住友金属工業(現新日鉄住金)からコークス炉ガスの精製事業とその副産品の販売事業を買収し、以降、炭素材事業や医農薬原体、情報電子材料中間体といったファインケミカル事業などの育成に取り組んできた。しかし、このうちコークス炉ガス関連については市況変動が大きく、将来的な事業環境は必ずしも安定的とは言い難いことから、事業譲渡を決めた。事業譲渡予定日は2019年4月1日。