古河機械金属は、トウペに対しTOB(株式公開買い付け)を実施するとともに、同社の第三者割当増資を引き受け、子会社化することを決めた。古河機械金属は22.17%の株式を所有する筆頭株主で、TOBと第三者割当増資により株式の所有割合は最大で55.69%となる。トウペはTOBに賛同を表明している。TOBの買付数に上限を設定しており、トウペは子会社となった後も上場を維持する。トウペは最近の原油価格の高騰や世界経済の悪化などで業績不振に陥っており、古川機械金属の傘下に入ることで経営の立て直しを図る。第三者割当増資により調達する資金は借入金の返済の一部に充当する見込み。TOBの買付価格は1株あたり89円。TOB公表前営業日の対象株式の終値89円と同額に設定した。買付予定数は上限が650万株(発行済み株式総数の25%)で、買付予定額は5億7850万円。買付期間は2009年11月13日から12月16日までを予定している。決済の開始日は12月22日。トウペによる第三者割当増資は1株あたり89円。500万株を発行し、調達資金額は4億2000万円となる。払込日はTOB期間中の2009年12月1日。
古河機械金属<5715>、トウペ<4614>をTOBと第三者割当増資引き受けで子会社化
